
こんなことはありませんか?
『男のくせにメソメソしないで!』
『女の子らしくもう少しオシャレしたらどうなの?』
『あの人全然仕事出来ないよね・・・』
などなど、人間関係にまつわる批判批判というか見下しです。
実は人を見下すエネルギーは、自分の内側に静かに影響を及ぼします
最初は優越感に浸り、相手よりも上に立ったような気持ちになるかもしれません。
でも、その感覚は長続きしないことが多いんです。
なぜなら、その瞬間は「自分のほうが優れている」と感じていても、実は常に誰かと比べ続けることでしか、その立ち位置を確認できないからです
見下すという行為は、心のどこかで「自分はまだ不十分かもしれない」という不安を抱えているときに起こりやすいもの。
その不安を打ち消すために、他者を低く見ることで安心しようとするんですね。
けれど、それを繰り返せば繰り返すほど、自分の本質的な価値を信じる力が弱くなり、他人の評価や比較がなければ自分の価値を感じられなくなってしまう
さらに見下すエネルギーは、無意識のうちに周りとの関係にも影響を及ぼします。
人はエネルギーを敏感に感じ取るもの、表面上は穏やかに振る舞っていても、その奥にある優越感や見下しの意識は伝わってしまいます。
すると、相手もまた無意識に距離を取るようになったり、敵意を抱いたりすることも
それはまるで、自分の心が発する波動がそのまま外側の世界に映し出されるようなもの。
そして、見下すことで生まれるもう一つの影響は、自分自身の可能性を狭めてしまうこと。
本当の意味で成長する人は、他者から学ぶことを恐れません。
でも、「自分のほうが上だ」と思うことで、学びのチャンスを逃してしまう
どんな人にも、自分にはない素晴らしいものがあるのに、それを受け取ることができなくなるのはもったいないこと。
結局のところ、人を見下すエネルギーは、優越感の代償として「心の自由」と「本当の自信」を奪ってしまいます
人との比較ではなく、自分の内側の価値に気づくことで、もっと軽やかで、豊かなエネルギーの中で生きられるようになるはずです。
私は見下しだと気付かずに、無意識に長い間それをしていました。
言葉にこそあまり出してはいませんでしたが、心の中では思っていました。
特に自分の両親に対して。
思考の学校の大石洋子さんのお話を聞いて、ハッとさせられたんです。(今はお名前が変わられていると思います)
育ててくれた親に対しての見下しが、今の自分にものすごく影響している、という事が分かった時にとても考えさせられました。
そして自分の中にある情報を書き換えることにより、様々なことが好転し始めたんです
潜在意識は自分か他人かが分からないんです。
人を見下すということは自分を見下すということ。
自分を見下しているからいつまでも自己肯定感が上がらず、負のスパイラルになってしまっていたんですね。
もし、自分も心当たりがあると思われる方は、今日を境いに人を見下すことを終わりにしましょう